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【 木のみかた】三浦豊著(ミシマ社)

1,280円

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※書籍1冊+送料の税込価格です ※複数冊ご購入希望の場合は、 [email protected] までご連絡ください ※三浦豊の直筆サインをご希望の方は、 お申し込み段階の「備考欄」にお書き添えください 日本全国の森を常に旅しておりますので、 お時間を頂くことが多いです どうか、ご了承ください 到着ご希望日がありましたら、 お書き添えお願いします ーーー 本書冒頭より・・・  今、日本の森はどうなっているの?  じつは今の日本には、有史以来、最もたくさんの木が生い茂っています。こう聞くと意外に思う人が多いかもしれません。でも本当にそうなんです。  この日本列島を覆っていた、かつての木々や森が静かに復活しはじめているということを、日本中をぐるぐる巡っていると実感します。これはすごいことだと思います。  現代の日本は、昔と比べると人口が桁違いに増えました。縄文時代の日本の総人口のピークは約26万人、江戸時代は約3300万人だったそうなので、なんと約1億人も増えていることになります。幾多の産業革命、技術革新を経て世界に冠たる経済大国になった現代の日本で、なぜ木々がたくさん生えはじめて、多くの森が復活しようとしているのでしょうか?  それは、「人々が伐る木の数が急激に減ったから」です。 昔、人が生きていくためには、必ず木を伐らなければなりませんでした。電気や石油、ガスがなかった時代の生活エネルギーは、薪や炭、柴だったからです。ちなみに、昔話「桃太郎」の冒頭に「おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました」とありますが、おじいさんが刈ったのはゴルフ場や公園にあるような芝生の「芝」ではなくて、野山に自生している雑木のことを指す「柴」です。寒い日がつづく冬には、木を燃やして暖をとらないと命に関わりますし、料理やお風呂にも薪や柴は必需品でした。  けれど現代の日本で、そうした生活を送っている人は圧倒的少数派になりました。少なくとも僕の知り合いにはいません。つまり、人が木を伐らなくなったことで、木々がたくさん生えはじめているのです。これを知ると、テンションが上がってくるのは僕だけでしょうか。どんな種類の木が生えて、どんな木が立派に育って、どんな森が日本各地で復活をしようとしているのか、ワクワクしてきませんか?  この本では、そんな現代に蘇ろうとしている街の森のことや、木々のことを紹介していきたいと思います。 三浦豊

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